- ホーム
- ペーパーフィルターの湯通し2
「ペ−パーフィルターの湯通し(リンス)について」です
今回はリンスしたペーパーと、していないペーパーとの味の違いはあるのか?というお話です。
【 検証方法 】
○リンスする湯の温度は抽出時と同じ93℃
○抽出時の影響を極力抑える為に、コーヒーメーカーで豆の量、抽出量、抽出時間まで同じ。
○焙煎度合は中深煎り
【 検証結果 】
リンスをした方のコーヒーの方が「すっきりとしていて、クリアーな甘さがある」
していな方のコーヒーは「口当たりはマイルで、こちらの方が複雑な風味がある」という印象です。
抽出したコーヒーの濃度を数値化出来る器具で計測した結果は濃度は同じでした。
今回の検証からすると、リンス以外の要因は全て同じですが味にはに違いがあるので
リンスすることでフィルターを通過しない成分があるのではと予想出来ます。
どの成分というところまでは専門的には出来ませんが、
結果からしてリンスしなくても紙の味は出ないので
皆様が、ご自宅で抽出する際にリンスするかしないかをコーヒーの種類や気分によって
選べる1つの引きだしという感覚で良いのではと思います。
コーヒーの種類を変える、挽き目を変える、抽出スピードや豆の量を変えるという仲間に
リンスをするという方法を加えてみてはいかがでしょうか?
どちらの方が良いという事はなく、楽しみ方が1つ増えるという結果でした。